いぬのきんたまの裏

秘密結社です。秘密なので秘密っぽいことしてます。

エッチンバラ旅行記総括

かえってきましたハポーーン!(スペ語)ヤーーパン!(ドイツ語)

大変収穫の多い3週間でございました。

まずは、写真でもたくさん添付しますかね。

博物館とか色々といきましたから^_^

 

まずは、エッチンバラ城にある博物館の写真。

こちらは軍事的なアレコレでしたり、牢屋のアレコレでしたり、お城のアレコレが置いてあります。戦争系の遺物が多いですかね。

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これがエッチンバラ城

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こちらがお城の入り口です。

中に入るとチケットを買わされます。ちなみにまあまあ高いです。

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お城の中には沢山博物館があるのですが、こちらは戦争系の展示をしてある建物でした。

エッチンバラがGreat Britainになる前から第二次世界大戦まで、幅広く置いてあります。

第二次世界大戦関連で日本のものが多くありました。画像は日本兵が持っていた寄せ書きです。日の丸に名前が書かれています。

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こちらも寄せ書きです。その前にあるのはなんと刀笑

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こちらはナチスドイツの旗と日の丸。そして、刀。日本軍の砲兵が持っていた物です。どうも日本兵は刀を持ち歩いていたようですね。サムライ魂とかそういうことなんでしょうか?タンクや銃や爆弾で戦っていた中で刀って不必要ですよね。きっと実践的な意味で持っていたのではなく、スピリッツ的な意味で持っていたのでしょう。。

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場所はかわりましてこちらは牢屋の博物館です。エディンバラ城には牢屋もあったんですって。他国からの戦争捕虜の牢屋もあれば、軍規違反者(敵前逃亡など)を収容するための牢もあります。画像はアメリカ独立戦争時に捕まった捕虜を収容していた牢の扉です。よく見ると名前が彫ってあったり、船の絵が書いてあったりします。オリの中は暇だからね、何か彫ったりしたのでしょう。その中で!ジャジャン「星条旗」!故郷を思っていたのでしょうか…。

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そんな捕虜たちの生活は、自由なところもありました。というか、かなり人権が保障されています。食事もブロック肉が出ます。デカいです。また、物品の売買も認められていました。月に何回か外部の人たちとの交流会があり、そこで物を売っていました。売れたお金は自由に使うことができ、自分の欲しい物を買うことができました(食べ物とかね。)高く売りたいのでクオリティも高くなります。画像は宝石箱です。とても綺麗… どうやらstraw(藁)で作られているようですね。ベッドから毟って作ってました。

それにしてもかなり自由ですよね。人権って感覚があったのかどうかはよくわかりませんが、とても合理的なシステムに思えます。そもそも捕虜を死なせてしまっては意味がないのです。捕虜は大事な取引材料ですから…。(戦時中の日本とは違いますね)

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これは思わずわらってしまいました。

偽札を作っていたようです。交換会で使うためだったり、牢屋から出たあと使うために偽札を作っていました。画像ではわかりにくいかもしれませんがそっくりです。

エディンバラ城の博物館、入場料が高くて不満に思いましたがこれだけ素晴らしい展示を沢山見ることができて、結果的にお値段以上でした。

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場所は変わりましてこちらはスコットランド議会です。えるしってるか?スコットランドスコットランドの議会を持っているんだぜ。スコットランドスコットランドの法律で動いています。1999年、スコットランド法により議会が設立されました。

最大与党はSNP(Scotland National Party)で、党首はNicola Sturgeon っていう女性。女性が党首っていうのが魅力的ですね。スコットランド独立を訴えているのもこの人です。まあまあ人気があります。

この短期研修で一番の収穫は、イギリスという国の見方が変わったことです。イギリスがthe United Kingdom であるように、4つの地域が集まって1つの国となっていることは事前に知っていました。そして、4つの地域は歴史的、政治的に複雑な関係にあることも知っていました。例えばスコットランドは独立したがっているとか。

しかし、わたしが思っていた以上にスコットランド人がスコットランドナショナリティを強く持っていることがわかりました。「あなたどこ出身?」って聞くとScottish って答える人多いです。また、スコットランドを地域というよりは、nation(このnationをどう訳すかは難しいんですけど、とりあえず「国」ってことなんでしょうか)と考えているようでした。わたしはスコットランドイングランドをただの「地域区分」と考えていたので、日本でいう関東や関西なのかなー程度に思っていました。しかし、areaではなくnationと言っていることやスコティッシュをイングリッシュと言うとかなり怒られるという話を聞くと、どうもわたしが思っていた以上に複雑な国なのかもしれません。文化や政治形態、経済もイングランドと違いますからね…。独立したくなる気持ちもわかります。

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Brexit はイギリスを分裂させてしまいました。Brexitにかんして、スコットランドは残留派でした。スコットランドウイスキーを輸出していますが、その最大の取引先がEU加盟国です。EUを脱退することに関税がかかってしまうかもしれませんからね、スコットランドの多くの人はBrexit には反対でした。画像はウイスキーミュージアムです。もしエディンバラへ行かれる方がいたら、ウイスキーミュージアムウイスキーショップ、High Streetなどの観光地でモノを買わない方が良いです。倍くらい値段が違います。もしウイスキーやお菓子を買うなら、residential エリアのスーパーで買うといいですよ☆

 

まとめると、この3週間大変良い経験ができました。エディンバラは素敵な場所です。ただ、天気がちょっといただけないかな…。降ったり止んだり風が強かったり、1日の中に四季があるようなお天気には悩まされました。夏は良いらしいです。今度は夏に行きたいです。